“これこれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
斯々33.3%
是々33.3%
是是33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女も眼をさまして起上おきあがると見る間に、一人は消えて一人は残り、何におどろいておきたのかときかれ、実は斯々これこれ伍什いちぶしじゅうを語るに、女不審いぶかしげにこのほども或る客と同衾どうきんせしに
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
それから翌日になりまして、長念寺の和尚おしょうところへ、妙善が出掛けて行った。そして、昨夜ゆうべその何某なにがしがやって来て、実は是々これこれこう云う事があったが、お前の方へも来たかと聞いてみたんです。
□本居士 (新字新仮名) / 本田親二(著)
合点がてんならねば、是是これこれ御亭主、勘違い致さるゝな、お辰様をいとしいとこそ思いたれ女房に為様しようなぞとは一厘いちりんも思わず、忍びかねて難義をたすけたるばかりの事、旅の者に女房授けられてははなはだ迷惑。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)