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『□本居士』
ふりがな文庫
『
□本居士
(
ほんこじ
)
』
時代はよく解りませんが、僕の祖父の若い時ですから、七十年ばかり前でしょう。 大隅国加治木に長念寺という寺がある。其寺に、或人が死んで葬られた。生前の名は忘れました。四十九日経ってから家族が墓石を建てたんです。その墓石——高サ約二尺くらいの小 …
著者
本田親二
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新小説 明治四十四年十二月号」春陽堂、1911(明治44)年12月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
一
(
ぼう
)
連中
(
やつら
)
直接
(
すぐ
)
僧侶
(
ぼうず
)
限
(
きり
)
度
(
たんび
)
梵妻
(
だいこと
)
雫
(
こぼ
)
朱
(
しゅ
)
左
(
と
)
此方
(
こっち
)
右
(
かく
)
上
(
あが
)
葬
(
ほうむ
)
是々
(
これこれ
)
果
(
はた
)
夫妻
(
ふたり
)
入
(
はい
)
現
(
げん
)
死人
(
しにん
)
些
(
ち
)
乾
(
ほ
)
戒名
(
かいみょう
)
誰
(
たれ
)
梵妻
(
だいこく
)
隅々
(
すみずみ
)
検
(
しら
)
業
(
わざ
)
次手
(
ついで
)
那様
(
そんな
)
甚麼
(
どんな
)
着
(
つ
)
祖父
(
じい
)
談
(
はなし
)
素麪
(
そうめん
)
経
(
た
)
四隅
(
よすみ
)
一寸
(
ちょっと
)
丁度
(
ちょうど
)
不味
(
まず
)
仏名
(
ぶつみょう
)
何某
(
なにがし
)
其処
(
そこ
)
其寺
(
そこ
)
処
(
ところ
)
判然
(
はっきり
)
可
(
い
)
和尚
(
おしょう
)
昨夜
(
ゆうべ
)
如何
(
いか
)
妙善
(
みょうぜん
)
宜
(
よろ
)
家
(
うち
)
屹度
(
きっと
)
庫裡
(
くり
)
慥
(
たし
)
或
(
ある
)
旨
(
うま
)
明朝
(
あした
)