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是々
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これ/\
ふりがな文庫
“
是々
(
これ/\
)” の例文
私
(
わたくし
)
の病気は実は
是々
(
これ/\
)
といいましたが、其の事は
乳母
(
おんば
)
にも云われないくらいな訳ですが、
其処
(
そこ
)
が親馬鹿の
譬
(
たとえ
)
の通り、お
蔑
(
さげす
)
み下さるな
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
出
(
いだ
)
し夫より南町奉行大岡殿の
役宅
(
やくたく
)
へ
訴
(
うつた
)
へ出私し儀は元雲切仁左衞門と申
是々
(
これ/\
)
の惡事ありと
白状
(
はくじやう
)
に及びたり依て大岡殿
渠
(
かれ
)
が勇氣を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
次の講義の時間に与次郎に逢つて
是々
(
これ/\
)
だと話すと、与次郎は馬鹿だと云はない許に三四郎を眺めて
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
それから
其
(
そ
)
の
金物屋
(
かなものや
)
さんで、名前は
云
(
い
)
へないが、
是々
(
これ/\
)
の
炭屋
(
すみや
)
が
有
(
あ
)
りましたかと聞くと、
成程
(
なるほど
)
塩原多助
(
しほばらたすけ
)
といふ
炭屋
(
すみや
)
があつたさうだが、それは
余程
(
よほど
)
古いことだといふ。
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
見しが
慥
(
たしか
)
に三五郎奴成らんと三人
等
(
ひと
)
しく此方の
土手
(
どて
)
へ
駈
(
かけ
)
よりて見れば二三町
隔
(
へだて
)
て西の村を
差
(
さし
)
て
迯行
(
にげゆく
)
者あり掃部は彌々
彼奴
(
あいつ
)
に相違無し
是々
(
これ/\
)
藤兵衞
飛脚
(
ひきやく
)
を立て
家
(
うち
)
へ此ことを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
宗助
(
そうすけ
)
は
主人
(
しゆじん
)
の
前
(
まへ
)
に
坐
(
すわ
)
つて、
此
(
この
)
屏風
(
びやうぶ
)
に
關
(
くわん
)
する
一切
(
いつさい
)
の
事
(
こと
)
を
自白
(
じはく
)
しやうか、しまいかと
思案
(
しあん
)
したが、ふと
打
(
う
)
ち
明
(
あ
)
けるのも
一興
(
いつきよう
)
だらうと
心付
(
こゝろづ
)
いて、とう/\
實
(
じつ
)
は
是々
(
これ/\
)
だと、
今迄
(
いままで
)
の
顛末
(
てんまつ
)
を
詳
(
くは
)
しく
話
(
はな
)
し
出
(
だ
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
大方あれは
野合
(
くッつきあ
)
って逃げた者であろう、寺男は何でも坊主で、女は
何歳
(
いくつ
)
ぐらい、
是々
(
これ/\
)
是々と云うことが、ぷいとお繼の耳に這入ったから、
扨
(
さて
)
はと
直
(
す
)
ぐに川口へ来て尋ねると
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
爲
(
なす
)
事も兩人の娘へ
懺悔也
(
ざんげなり
)
と今
眼
(
め
)
の前に見る如く
云々
(
しか/″\
)
是々
(
これ/\
)
斯樣ぞとお安が苦痛の死をなしたる其有樣を申立長庵に向ひ此通りだ
未練
(
みれん
)
らしくとぼけずと
立派
(
りつぱ
)
に
白状
(
はくじやう
)
しねへかと三次が
話
(
はなし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
病の様子が
判然
(
はっきり
)
と解りませんでしたが、よう/\ナ昨晩当人が
私
(
わたくし
)
の病は実は
是々
(
これ/\
)
の訳だと申しましたから、なぜ早く云わん、けしからん奴だ、不孝ものであると小言は申しましたが
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
もう紅梅が勤めて居りまして
皆
(
みんな
)
是々
(
これ/\
)
だと打明けて話しました、店の若い者や何かに
皆
(
みんな
)
頼んでありますから、網を張って待って居た処へ、あの侍が来たというので
一時
(
いちどき
)
に取押えましたから
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此仏
(
このほとけ
)
は
是々
(
これ/\
)
で
餅
(
もち
)
と
金
(
かね
)
を一緒に
食
(
く
)
つて死んだのでげすから、とも
申
(
まう
)
されませんが、
戒名
(
かいみやう
)
を見ると「
安妄養空信士
(
あんもうやうくうしんじ
)
」と
致
(
いた
)
して置かれたのには
金兵衛
(
きんべゑ
)
が
驚
(
おどろ
)
きました。金「
成程
(
なるほど
)
、
是
(
これ
)
は
面白
(
おもしろ
)
うがすな。 ...
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
是
常用漢字
中学
部首:⽇
9画
々
3画
“是々”で始まる語句
是々非々
是々的
是々云々