“自白”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じはく53.8%
うちあ15.4%
ざんげ7.7%
はい7.7%
はくじゃう7.7%
コンフェッション7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもらうとおもことこと/″\こと出來できなかつた。おのれの弱點じやくてんいては、一言ひとことかれまへ自白じはくするの勇氣ゆうき必要ひつえうみとめなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
『たとへいかなる目を見ようと、いかなる人に邂逅めぐりあはうと決して其とは自白うちあけるな、一旦の憤怒いかり悲哀かなしみこのいましめを忘れたら、其時こそ社会よのなかから捨てられたものと思へ。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ヂュリ はい、というたなら、貴下こなた自白ざんげをしたことになりませうぞ。
「それで、杉の市が自白はいたか」
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ベンヺ 拷問がうもん! なんの、たゞまッすぐに自白はくじゃうなされといふのぢゃ。
臨終の一週間ほど以前、彼女の自白コンフェッションによって、彼女がどういう目的で私に従って来たか、すでに知っていたからである。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)