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云々
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しか/″\
ふりがな文庫
“
云々
(
しか/″\
)” の例文
市長は
三鞭酒
(
シヤンパニエ
)
の盃を擧げて別を告げ、ポツジヨはめぐる車の
云々
(
しか/″\
)
といふ旅の曲と、自由なる自然に遊ぶ云々といふ鳥の歌とを唱ひぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
此方から
短銃
(
ぴすとる
)
と言た時に
直様
(
すぐさま
)
はい其
短銃
(
ぴすとる
)
は
云々
(
しか/″\
)
と答えたのが益々彼れの
手管
(
てくだ
)
ですわ、
詰
(
つま
)
り彼れは丁度計略の裏を
書
(
かい
)
て居るのです
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
爲し樣子を承まはり候へば
云々
(
しか/″\
)
なりと申に付千太郎の一時
店
(
みせ
)
より
持出
(
もちいだ
)
せし五十兩を私し
引負金
(
ひきおひきん
)
と
爲
(
なし
)
て永の
暇
(
いとま
)
になりし節千太郎へ
呉々
(
くれ/″\
)
異見を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「伏姫は此
形勢
(
ありさま
)
を。つく/″\と見給ひて。此犬誠に
得度
(
とくど
)
せり。
怨
(
うらめ
)
るものゝ
後身
(
さいらい
)
なりとも。既に仏果を得たらんには。」
云々
(
しか/″\
)
。
処女の純潔を論ず:(富山洞伏姫の一例の観察)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
やがて二人はしきりに歌ひ出しぬ。
云々
(
しか/″\
)
してヤーモ、ヤーモ、ヤーモーヤーモー、ヤーモ、ヤーモ何の事か一切
解
(
げ
)
す可からず。
馬上三日の記:エルサレムよりナザレへ
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
時は文政十年七月末で、壽阿彌は
姪
(
をひ
)
の家の板の間から落ちた。そして兩腕を
傷
(
いた
)
めた。「骨は
不碎候
(
くだけずさふら
)
へ共、兩腕共強く痛め候故」
云々
(
しか/″\
)
と云つてある。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
江河
(
こうが
)
潔清
(
けつせい
)
なれば女に
佳麗
(
かれい
)
多しと
謝肇淛
(
しやてうせつ
)
がいひしも
理
(
ことはり
)
なりとおもひつゝ
旅宿
(
りよしゆく
)
に
帰
(
かへ
)
り、
云々
(
しか/″\
)
の事にて
美人
(
びじん
)
を
視
(
み
)
たりと
岩居
(
がんきよ
)
に語りければ、岩居いふやう、
渠
(
かれ
)
は人の知る美女なり
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
宮
(
みや
)
は、
報徳神社
(
はうとくじんじや
)
といふ、
彼
(
か
)
の
二宮尊徳
(
にのみやそんとく
)
翁
(
をう
)
を
祭
(
まつ
)
れるもの、
石段
(
いしだん
)
の
南北
(
なんぼく
)
に
畏
(
かしこ
)
くも、
宮樣
(
みやさま
)
御手植
(
おんてうゑ
)
の
對
(
つゐ
)
の
榊
(
さかき
)
、
四邊
(
あたり
)
に
塵
(
ちり
)
も
留
(
とゞ
)
めず、
高
(
たか
)
きあたり
靜
(
しづか
)
に
鳥
(
とり
)
の
聲
(
こゑ
)
鳴
(
な
)
きかはす。
此
(
こ
)
の
社
(
やしろ
)
に
詣
(
まう
)
でて
云々
(
しか/″\
)
。
城の石垣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其内
(
そのうち
)
に
金港堂
(
きんこうどう
)
に
云々
(
しか/″\
)
の計画が有ると
云
(
い
)
ふ事が耳に
入
(
い
)
つた、
其前
(
そのぜん
)
から
達筆
(
たつぴつ
)
の
山田
(
やまだ
)
が思ふやうに
原稿
(
げんかう
)
を
寄来
(
よこ
)
さんと
云
(
い
)
ふ
怪
(
あやし
)
むべき事実が有つたので、
這
(
こ
)
は
捨置
(
すてお
)
き
難
(
がた
)
しと
石橋
(
いしばし
)
と
私
(
わたし
)
とで
山田
(
やまだ
)
に
逢
(
あひ
)
に
行
(
ゆ
)
きました
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
防がんやうなく
只濡
(
ひたぬれ
)
なるに脊はまた汗なり一里に足らぬ峠なれど
急上
(
きふのぼ
)
りの
急下
(
きふくだ
)
りなれば大辟易の形となりぬ
頓
(
やが
)
て峠へ上りつきて餅屋にて
云々
(
しか/″\
)
の
形
(
なり
)
の者は通らずやと聞けば先にお
下
(
くだ
)
りになりましたと云ふ
偖
(
さて
)
は梅花道人も谷へは落ちざりしかと安心し
下
(
くだ
)
りとならば嶮しとて
一跳
(
ひとはね
)
にせんものと雨を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
明日
召連
(
めしつれ
)
べく旨忠兵衞并に
差添
(
さしぞへ
)
の町役人へ申渡され
白洲
(
しらす
)
は引けければ忠兵衞は心も空に立戻り
云々
(
しか/″\
)
なりと長庵が
言掛
(
いひかけ
)
し事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
所謂「一昨年」は禁令の出た己酉の歳で、「風土の違」は令中「風土も違候事に付、御医師中は蘭方相用候儀御制禁仰出され候」
云々
(
しか/″\
)
の句である。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
又た
義実
(
よしざね
)
が自白の
言
(
ことば
)
に「かくてかの
玉梓
(
たまづさ
)
が。うらみはこゝに
※
(
あきた
)
らず。八房の犬と
生
(
なり
)
かはりて。伏姫を
将
(
ゐ
)
て。
深山辺
(
みやまべ
)
に。隠れて親に物を思はせ。」
云々
(
しか/″\
)
。
処女の純潔を論ず:(富山洞伏姫の一例の観察)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
江河
(
こうが
)
潔清
(
けつせい
)
なれば女に
佳麗
(
かれい
)
多しと
謝肇淛
(
しやてうせつ
)
がいひしも
理
(
ことはり
)
なりとおもひつゝ
旅宿
(
りよしゆく
)
に
帰
(
かへ
)
り、
云々
(
しか/″\
)
の事にて
美人
(
びじん
)
を
視
(
み
)
たりと
岩居
(
がんきよ
)
に語りければ、岩居いふやう、
渠
(
かれ
)
は人の知る美女なり
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
あの
利根川圖志
(
とねがはづし
)
の
中
(
なか
)
に、……えゝと——
安政二年
(
あんせいにねん
)
乙卯
(
きのとう
)
十月
(
じふぐわつ
)
、
江戸
(
えど
)
には
地震
(
ぢしん
)
の
騷
(
さわ
)
ぎありて
心
(
こゝろ
)
靜
(
しづ
)
かならず、
訪來
(
とひく
)
る
人
(
ひと
)
も
稀
(
まれ
)
なれば、なか/\に
暇
(
いとま
)
ある
心地
(
こゝち
)
して
云々
(
しか/″\
)
と……
吾
(
わ
)
が
本所
(
ほんじよ
)
の
崩
(
くづ
)
れたる
家
(
いへ
)
を
後
(
うしろ
)
に
見
(
み
)
て
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
殺
(
ころ
)
して我も死ぬ
覺悟
(
かくご
)
なりと
呼
(
よば
)
はらせ其處へ我々
駈込
(
かけこみ
)
種々
(
しゆ/″\
)
詮議
(
せんぎ
)
して菊が口より
云々
(
しか/″\
)
と
云
(
いは
)
せんは如何にやと申ければ三人是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
平気にて「ハアヽ
余所
(
よそ
)
には嫁入が有さうな
云々
(
しか/″\
)
」と言ひしときにお夏が「又ねすり言ばつかり、おんなじ口で可愛やと云ふ事がならぬか、意地のわるい」
「歌念仏」を読みて
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
これを此書の「壬申以来文部へ出仕」
云々
(
しか/″\
)
の一節に較ぶれば、広略日を同じうして語るべからざるものがある。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「
有一日
(
あるひ
)
伏姫は。
硯
(
すゞり
)
に水を
滴
(
そゝが
)
んとて。
出
(
いで
)
て
石湧
(
しみづ
)
を
掬
(
むすび
)
給ふに。
横走
(
よこばしり
)
せし
止水
(
たまりみづ
)
に。うつるわが影を見給へば。その
体
(
かたち
)
は人にして。
頭
(
かうべ
)
は正しく犬なりけり。」
云々
(
しか/″\
)
。
処女の純潔を論ず:(富山洞伏姫の一例の観察)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
其中に「河内屋半兵衞、元和中より
麪粉類
(
めんふんるゐ
)
御用相勤」
云々
(
しか/″\
)
の文があつた。河内屋は粉商であつた。島は粉屋の娘であつた。わたくしの新に得た知識は
啻
(
たゞ
)
にそれのみではない。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
大臣の信用は屋上の
禽
(
とり
)
の如くなりしが、今は
稍〻
(
やゝ
)
これを得たるかと思はるゝに、相沢がこの頃の言葉の端に、本国に帰りて後も倶にかくてあらば
云々
(
しか/″\
)
といひしは、大臣のかく
宣
(
のたま
)
ひしを
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
然
(
しかれ
)
どもこの
癖漢
(
へきかん
)
の
冷々
(
れい/\
)
たる
苦笑
(
くせう
)
を
起
(
おこ
)
すのみなる
事
(
こと
)
を
示
(
しめ
)
し、
實際家
(
じつさいか
)
を
卑
(
いや
)
しむの
念
(
ねん
)
をあらはし、「でなくば
生命
(
いのち
)
を
捨
(
す
)
てんのみ。
運命
(
うんめい
)
に
服從
(
ふくじゆう
)
し、
百事
(
ひやくじ
)
を
放擲
(
はうてき
)
し」、
云々
(
しか/″\
)
の
語
(
ご
)
を
發
(
はつ
)
せしむるに
至
(
いた
)
る。
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
「はうさう後虫が出」
云々
(
しか/″\
)
と云つてある。次に里恵は書を広江氏に寄せた時、醇を児玉氏へ「せつかく此節遣候(はむ)と存候」と云つてゐる。是が夫の死してより第九十二日である。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
次に「清右衞門樣
先
(
まづ
)
はどうやらかうやら江戸に御辛抱の御樣子故御案じ
被成間敷候
(
なさるまじくそろ
)
」
云々
(
しか/″\
)
と云ふ一節がある。此清右衞門と云ふ人の事蹟は、棠園さんの手許でも
猶
(
なほ
)
不明の
廉
(
かど
)
があるさうである。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
云
漢検準1級
部首:⼆
4画
々
3画
“云々”で始まる語句
云々也