“金港堂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんこうどう83.3%
きんかうどう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それとも一方いつぱうには小説雑誌の気運きうん日増ひましじゆくして来たので、此際このさいなにか発行しやうと金港堂きんこうどう計画けいくわくが有つたのですから、早速さつそく山田やまだ密使みつしむかつたものと見える
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
白皙はくせき、黒髪、長身で、おとなしやかな坊ちゃん育ちも、彼の覇気はきは、かなり自由に伸びて、雑誌『みやこの花』主幹として、日本橋区本町の金港堂きんこうどう書店から十分な月給をとっていたうえに
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
すると金港堂きんかうどうけんの話が有つて、硯友社けんいうしやとの関係をちたいやうな口吻くちぶりそれよろしいけれど、文庫ぶんこ連載れんさいしてある小説の続稿ぞくかうだけは送つてもらひたいとたのんだ、承諾しようだくした、しかるに一向いつかう寄来よこさん
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)