“密使”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みっし50.0%
みつし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
密使(みっし)油蹈天(ゆうとうてん)をはるばる上海(シャンハイ)に遣(つかわ)して、金博士の最新発明になる“人造人間戦車”の設計図を胡魔化(ごまか)しに行かせたのであった。
ぐずぐずしていれば、丹羽昌仙(にわしょうせん)の密使(みっし)が、秀吉(ひでよし)のところへついて、いかなる番狂(ばんくる)わせが起ろうも知れず、四日とたてば、木隠(こがくれ)龍太郎の吉左右(きっそう)もわかってくる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其(それ)と与(とも)に一方(いつぱう)には小説雑誌の気運(きうん)が日増(ひまし)に熟(じゆく)して来たので、此際(このさい)何(なに)か発行しやうと云(い)ふ金港堂(きんこうどう)の計画(けいくわく)が有つたのですから、早速(さつそく)山田(やまだ)へ密使(みつし)が向(むか)つたものと見える
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
然(しか)るに後年(こうねん)、京城(けいじやう)の諸士(しよし)にして、かの北狄(ほくてき)の囘文(くわいぶん)を受(う)けたるもの少(すくな)からず、事(こと)顯(あら)はるゝに及(およ)びて、官司(やくにん)、其(そ)の密使(みつし)を案討(あんたう)するに、無足(むそく)の婦人(ふじん)即(すなは)ち然(しか)り、然(しか)も奸黨(かんたう)の張本(ちやうほん)たりき。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)