密使みっし)” の例文
密使みっし油蹈天ゆうとうてんをはるばる上海シャンハイつかわして、金博士の最新発明になる“人造人間戦車”の設計図を胡魔化ごまかしに行かせたのであった。
ぐずぐずしていれば、丹羽昌仙にわしょうせん密使みっしが、秀吉ひでよしのところへついて、いかなる番狂ばんくるわせが起ろうも知れず、四日とたてば、木隠こがくれ龍太郎の吉左右きっそうもわかってくる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「博士、御来客です。醤買石閣下しょうかいせきかっか密使みっしだそうです。はい、只今、X線で、身体をしらべてみましたが、何も兇器きょうきは所持して居りません。どういたしますか」
「では都から密使みっしが見えられたのか」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
菊亭家きくていけ密使みっし
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)