“気運”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きうん75.0%
シツクザール25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日蓮上人、為兼卿ためかねきやう、遊女初君はつきみとう古跡こせきもたづねばやとおもひしに、越後に入りてのち気運きうんじゆんうしなひ、としやゝけんしてこくねだん日々にあがり人気じんきおだやかならず。
失敗しつぱいあり、喜怒きど有り哀楽あいらくありで、一部の好小説こうせうせつが出来るのです、でまた今後の硯友社けんいうしや如何いかにふのも面白おもしろい問題で、九年の平波へいはさをさしてわたし気運きうん
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
罪過は即ち結果に対する源因を言ふなり、末路に対する伏線を言ふなり。此伏線此源因は如何いかにして発表せしむべきや。言ふまでもなく主人公其人と客観的の気運シツクザールとの争ひを写すにり。
罪過論 (新字旧仮名) / 石橋忍月(著)