“金色堂”の読み方と例文
読み方割合
こんじきどう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きな地域を有つ県で、昔は南部なんぶ領でありました。更にさかのぼれば藤原一門の文化が栄えた所で、有名な平泉ひらいずみの「金色堂こんじきどう」は、その栄華の夢の跡を語ります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
裏門の方へ出ようとするかたわらに、寺のくりやがあって、其処そこで巡覧券を出すのを、車夫わかいしゅが取次いでくれる。巡覧すべきは、はじめ薬師堂やくしどう、次の宝物庫ほうもつこ、さて金色堂こんじきどう、いわゆる光堂ひかりどう
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
衣川ころもがわといえば誰も歴史に覚えがあろう。近くの平泉ひらいずみ金色堂こんじきどうの名において、藤原三代の栄華えいがの跡を語っている。
陸中雑記 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)