“覇気”の読み方と例文
読み方割合
はき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『浮雲』著作当時の二葉亭は覇気はき欝勃うつぼつとして、わずかに春廼舎を友とする外は眼中人なく、文学を以てしては殆んど天下無敵の概があった。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
正季初め、単純な若人ばらの覇気はきにせよ、功名心だけでもないほまれと死の意味も、一面の気概となっていることは見のがされない。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
メンゲルベルクがコンセルトヘボウを指揮したレコード(コロムビアJ八一五四—七)の愛情と覇気はきを忘れ難いものと思っている。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)