“祠堂金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しどうきん70.0%
しだうきん20.0%
きどうきん10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いえいえ、祠堂金しどうきんを初め、お山詣での方々の懐中をかすめておりますことも、みな玄長様のお差しがねじゃとか言うてでござります
つかはし殘りの金子ははうむりし寺へ祠堂金しだうきんに寄進なし其外跡々の事共殘る方なく取片付とりかたづけ暇乞いとまごひして出立に及ばんとするに門弟中一同に名殘なごりをし暫時しばらく當所に足を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
慈悲も済度さいども時と場合によりけりじゃ。あまねき信者が信心こめた献納の祠堂金きどうきんは、何物にも替え難い浄財じゃ。それなる替え難い浄財を尊き霊地に於てスリ取った不埒者ふらちものかくまうことが、何の慈悲じゃッ。