“癖漢”の読み方と例文
読み方割合
へきかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然(しかれ)どもこの癖漢(へきかん)の冷々(れい/\)たる苦笑(くせう)を起(おこ)すのみなる事(こと)を示(しめ)し、實際家(じつさいか)を卑(いや)しむの念(ねん)をあらはし、「でなくば生命(いのち)を捨(す)てんのみ。運命(うんめい)に服從(ふくじゆう)し、百事(ひやくじ)を放擲(はうてき)し」、云々(しか/″\)の語(ご)を發(はつ)せしむるに至(いた)る。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
「必然(ひつぜん)の惡(あく)」を解釋(かいしやく)して遊歩塲(いうほぢやう)の一少女(いつせうぢよ)を點出(てんしゆつ)しかの癖漢(へきかん)の正義(せいぎ)を狂欲(きやうよく)する情(じやう)を描(えが)き、或(あるひ)は故郷(こきやう)にありしときの温(あたゝ)かき夢(ゆめ)を見(み)せしめ、又(ま)た生活(せいくわつ)の苦戰塲(くせんぢやう)に入(い)りて朋友(はうゆう)に一身(いつしん)を談(だん)ずる處(ところ)あり。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)