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痿
ふりがな文庫
“痿”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
な
54.5%
ひる
18.2%
なや
9.1%
やつ
9.1%
ゐ
9.1%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
な
(逆引き)
何故
(
なにゆえ
)
とは知らず、
悉
(
ことごと
)
く身は
痿
(
な
)
えて、手に持つ燭を取り落せるかと驚ろきて我に帰る。乙女はわが前に立てる人の心を読む由もあらず。
薤露行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
痿(な)の例文をもっと
(6作品)
見る
ひる
(逆引き)
余りの
可恐
(
おそろ
)
しさに直行は吾を忘れてその顔をはたと
撲
(
う
)
ち、
痿
(
ひる
)
むところを得たりと
鎖
(
とざ
)
せば、外より割るるばかりに戸を叩きて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
痿(ひる)の例文をもっと
(2作品)
見る
なや
(逆引き)
書替
(
かきかへ
)
だの、手形に願ふのと、急所を
衝
(
つ
)
く
手際
(
てぎは
)
の
婉曲
(
えんきよく
)
に巧妙な具合と来たら、実に魔薬でも用ゐて人の心を
痿
(
なや
)
すかと思ふばかりだ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
痿(なや)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
やつ
(逆引き)
見るからに陥ち凹みし、頬はかうでもなかりしに、さりとてはお
痿
(
やつ
)
れと。横顔ながら、身の痩せも、思ひ知らるる悲しさを。
移民学園
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
痿(やつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ゐ
(逆引き)
此
(
かく
)
の如くにして世界の主、
蒼生
(
さうせい
)
の君と云ふべきなり。
若
(
も
)
し
夫
(
そ
)
れ
其見
(
そのけん
)
小にして、一体一物の理を知らざるは、猶全身
痿
(
ゐ
)
して疾痛
※痒
(
あやう
)
を覚えざるごとし。百世身を終るまで開悟すること
能
(
あた
)
はず。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
痿(ゐ)の例文をもっと
(1作品)
見る
痿
漢検1級
部首:⽧
13画
“痿”を含む語句
足痿
痿黄病
病痿
痿痺出
痿黄
見痿
躄痿
陰痿
“痿”のふりがなが多い著者
巌谷小波
尾崎紅葉
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
山路愛山
アリギエリ・ダンテ
清水紫琴
作者不詳
夏目漱石
森鴎外
岡本かの子