“御内”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みうち66.7%
おうち12.5%
おんうち12.5%
ごない4.2%
ミウチ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここによきはかりごとこそあれ、頃日このころ金眸きんぼう大王が御内みうちつかへて、新参なれどもまめだちて働けば、大王の寵愛おおぼえ浅からぬ、彼の黒衣こくえこそよかんめれ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
「堺、臙脂屋隠居にござりまする。故管領様御内おうち、御同姓備前守様御身寄にござりますか、但しは南河内の……」
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
縁に腰かけたまま、頼朝は一筆書いて、封の上に、北条どの御内おんうちとし、政子の君へと宛名あてなした。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同日、摂政宮殿下からは、救護用として御内ごないきん一千万円をおくだしになりました。
大震火災記 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
非職凡下ボンゲヲイワズ、伊勢ノ車ノ庄ヲ恩賞ニテ行ナワルヨシ、関東ノ御教書ミギョウショ有之コレアリ、ソノ上ニ定遍ジョウヘンズ三日ガウチニ六千貫ヲ与ウベシ、御内ミウチ伺候シコウノ人、御手オンテノ人ヲ討チタラン者ニハ五百貫
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)