御内おんうち)” の例文
縁に腰かけたまま、頼朝は一筆書いて、封の上に、北条どの御内おんうちとし、政子の君へと宛名あてなした。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
中山両卿へ内申に及び候処忠至参殿の上とくと御様子見上げ参るべき様にとの御内おんうち沙汰ざたかうむり、右薫と申談じ、同人同道一条殿へ参殿の上御姉妹へ拝謁、御次女の御方御様子復命に及びたり。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
山城国やましろのくに四明ヶ岳含月荘御内おんうち、大村郷左衛門様
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)