“覇道”の読み方と例文
読み方割合
はどう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぜならば、中国の帝立や王室の交代は、王道を理想とするものではあるが、その歴史も示す如く、常に覇道はどうと覇道との興亡を以てくり返されているからである。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おん身の内心には、人もなげなる覇道はどうの遂行を思いながら、行うことといったら、かくの如き小心翼々たるものだ。小心にして鬼面きめん人をおどすもの、これを、匹夫という。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
民の心の底でほんとにかわくように望んでいる真の王道というような明るい陽ざしはここしばらく現れそうもないと賢者は見ている。覇道はどうを倒して興るものはまた覇道政治だ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)