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覇道
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はどう
ふりがな文庫
“
覇道
(
はどう
)” の例文
なぜならば、中国の帝立や王室の交代は、王道を理想とするものではあるが、その歴史も示す如く、常に
覇道
(
はどう
)
と覇道との興亡を以てくり返されているからである。
三国志:12 篇外余録
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
おん身の内心には、人もなげなる
覇道
(
はどう
)
の遂行を思いながら、行うことといったら、かくの如き小心翼々たるものだ。小心にして
鬼面
(
きめん
)
人をおどすもの、これを、匹夫という。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
民の心の底でほんとに
渇
(
かわ
)
くように望んでいる真の王道というような明るい陽ざしはここしばらく現れそうもないと賢者は見ている。
覇道
(
はどう
)
を倒して興るものはまた覇道政治だ。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
覇道
(
はどう
)
の改革を決行することです。——王道の
政治
(
まつり
)
すたれてもはや久しく、天下はみだれ民心は飽いています。覇道独裁の強権がしかれることを世間は待望していると思います」
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「いつわりを吐き給うな。君ごとき
覇道
(
はどう
)
の
奸雄
(
かんゆう
)
に、なんで天子が勅を降そう。まことの
詔詞
(
みことのり
)
とは、ここにあるものだ」と、かねて都にいた時、
董国舅
(
とうこっきゅう
)
へ賜わった密書の写しを取りだし
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
ご辺もまた、玄徳の偽善にまどわされ、その
過
(
あやま
)
れる
覇道
(
はどう
)
にならって、自己の大才を
歪
(
ゆが
)
め、みずから
古
(
いにしえ
)
の
管仲
(
かんちゅう
)
、
楽毅
(
がっき
)
に比せんなどとするは、沙汰のかぎり、
烏滸
(
おこ
)
なる
児言
(
じげん
)
、世の笑い草たるに過ぎぬ。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
覇気横溢
(
はきおういつ
)
のまま
覇道
(
はどう
)
を行おうとする
奸雄
(
かんゆう
)
です。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ひと口にいえば、
覇道
(
はどう
)
の国。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“覇道”の意味
《名詞》
覇 道(はどう)
力による支配。武力、権力、策略などにより国を治める政治の手法。
(出典:Wiktionary)
覇
常用漢字
中学
部首:⾑
19画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“覇道”で始まる語句
覇道的
覇道強権