“植字”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うえ50.0%
しょくじ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三十年後の今日迄こんにちまで依然として其の色を変ぜざるのみか、一度ひとたびやまと新聞に写し植字うえたるに、また時期に粟田口あわだぐち鋭き作意と笛竹ふえたけの響き渡り、あたか船人せんどうの山に登るべき高評なりしを
当節の文学雑誌の紙質の粗悪に植字しょくじの誤り多く、体裁の卑俗な事も、単に経済的事情のためとのみはいわれまい……。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)