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顫
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ふるへ
ふりがな文庫
“
顫
(
ふるへ
)” の例文
ハヾトフは
此時
(
このとき
)
少計
(
すこしばか
)
り
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けて
室内
(
しつない
)
を
覗
(
のぞ
)
いた。イワン、デミトリチは
頭巾
(
づきん
)
を
被
(
かぶ
)
つて、
妙
(
めう
)
な
眼付
(
めつき
)
をしたり、
顫
(
ふるへ
)
上
(
あが
)
つたり、
神經的
(
しんけいてき
)
に
病院服
(
びやうゐんふく
)
の
前
(
まへ
)
を
合
(
あ
)
はしたりしてゐる。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
母
(
かゝ
)
さま、
其
(
その
)
毒
(
どく
)
を
持
(
も
)
って
行
(
ゆ
)
く
使
(
つかひ
)
の
男
(
をとこ
)
とやらが
定
(
きま
)
ったら、
藥
(
くすり
)
は
妾
(
わたし
)
が
調合
(
てうがふ
)
せう、ロミオがそれを
手
(
て
)
に
入
(
い
)
れたら、
直
(
すぐ
)
にも
安眠
(
あんみん
)
しをるやうに。おゝ、
彼奴
(
あいつ
)
の
名
(
な
)
を
聞
(
き
)
くと
身
(
み
)
が
顫
(
ふるへ
)
る。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
もう
顫
(
ふるへ
)
上つて、家へ来られちや大変だから白井さんを泊めることは出来ないと言ふんで、仕方がないから入谷のアパートに居る妻の兄の処へ行つて貰ふことにしたんです。
来訪者
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
昼からかけての心の
顫
(
ふるへ
)
は漸く薄らいだが恐怖は却つてはつきりした知覚を以て彼を
脅
(
おどか
)
した。彼が拘禁された留置場は三畳の独房であつた。戸口が一つあるきりで四方は天井の高い壁で囲つてある。
逆徒
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
疲れたる、葡萄酒を
注
(
つ
)
ぐ
顫
(
ふるへ
)
して
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
顫
漢検1級
部首:⾴
22画
“顫”を含む語句
顫音
身顫
胴顫
顫声
顫律
顫動
微顫
顫上
武者顫
打顫
血顫
震顫
顫慄
顫震音
顫着
顫出
顫聲
顫震
顫音符
顫戦
...