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顫慄
ふりがな文庫
“顫慄”の読み方と例文
読み方
割合
せんりつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せんりつ
(逆引き)
雄のささきりは上の方の青い葉と茎の間に、逆さになってとまり、
翅
(
はね
)
を
顫慄
(
せんりつ
)
させ乍ら雌を呼んでいた。風のない、静かな曇日の小さなラブ・シイン。
青べか日記:――吾が生活 し・さ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
暗い内庭のなかほどに佇んで、出て来た建物をふりかえり、明るい大窓の中をまだ黒く動いている列の影を見たとき、伸子は深い
顫慄
(
せんりつ
)
におそわれた。
道標
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
緑の小枝、緑の小枝、どんな季節の一日に、泉の面にその枝さきをひたすだろうか。枝のさきからしみわたる水の心地よさ。葉末葉末につたわって、すこやかな幹を
顫慄
(
せんりつ
)
させる泉の深い感応。
獄中への手紙:07 一九四〇年(昭和十五年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
顫慄(せんりつ)の例文をもっと
(3作品)
見る
顫
漢検1級
部首:⾴
22画
慄
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“顫”で始まる語句
顫
顫動
顫音
顫声
顫律
顫上
顫震音
顫出
顫着
顫聲
“顫慄”のふりがなが多い著者
山本周五郎
宮本百合子