“血顫”の読み方と例文
読み方割合
ちぶる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ブルッと血顫ちぶるいした葉之助、そのまま前庭を突っ切ると、正面に立っている古代造り、久田の姥の住む館へ、飛燕ひえんのように飛び込んで行った。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
国俊の一刀、八方眼にすままして血顫ちぶるいした。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それからブルッと血顫ちぶるいをした。ケラケラケラと笑わんず気勢けはい。ポンと蹴返して乳の下を諸手突きに一刀刺す。ヒーッという悲鳴。ふるわせる指先。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)