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迯出
読み方 | 割合 |
にげいだ | 25.0% |
にげいづ | 25.0% |
にげいで | 25.0% |
にげだ | 25.0% |
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追駈昌次郎と途中にて行違ひと成り梅一人河原に
待居たる所雲助
風俗の者女を
勾引し來り打叩くを
傍らにて梅は驚き
迯出す所を又其者梅を
貸呉候
樣申に付
旅籠屋に
非ずと
斷りし
處其後は音も
仕つらず候故何方へか參りしやと存じ
休み候に
夜丑刻過頃忍び入金子五百兩盜み
迯出る時家内の者目を
覺し
追駈候へども此僧足早に
迯去り候を
振返り樣三刀四刀に切殺せり其中に下女は
表へ
迯出人殺々々と
呼はりながら
金盥を
叩き立てしかば近隣の人々
馳付る樣子を見て金を
椽の下から
顕れ
出たる
八百八狐付添て
己の
踵を
覗うから、
此奴たまらぬと
迯出す
後から
諏訪法性の
冑だか、
粟八升も入る
紙袋だかをスポリと
被せられ、方角さらに分らねば
頻と眼玉を
溌々したらば