“相輪”の読み方と例文
読み方割合
そうりん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ときどき塔の相輪(そうりん)を見上げて、その水煙(すいえん)のなかに透(す)かし彫(ぼり)になって一人の天女の飛翔(ひしょう)しつつある姿を、どうしたら一番よく捉まえられるだろうかと角度など工夫してみていた。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
小手をかざして塔の上の方を見上(みあげ)るならば、五重塔の素(す)ッ天辺(てっぺん)、緑青(ろくしょう)のふいた相輪(そうりん)の根元に、青色の角袖(かくそで)の半合羽を着た儒者の質流れのような人物が、左の腕を九輪(りん)に絡みつけ
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
わたくしたちは金堂と東院堂との間の草原に立って、双眼鏡でこの塔の相輪(そうりん)を見上げた。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)