“角袖”の読み方と例文
読み方割合
かくそで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで私はとりあえず、品川署へ電話をかけて二人の角袖かくそで巡査にその家の見張りをさせ、ひとまず帰ってきたのでございます
暗夜の格闘 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
いつかなぞも余り男と一緒に歩いたり何かするものだから、かどの交番でね、不審にしてね、角袖かくそで巡査が家の前に立っていたことがあったと云いますよ。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
込み合う雑沓の人々も、角袖かくそで外套がいとう手柄てがらをかけた日本髷にほんまげや下町風の男女が、目立って交っていた。
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)