“あたら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アタラ
語句割合
新65.9%
可惜25.8%
鮮6.8%
惜0.8%
可0.4%
可借0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ごんごろ鐘(がね)もあの爆弾(ばくだん)になるんだねえ。あの古(ふる)ぼけた鐘(かね)が、むくりむくりとした、ぴかぴかひかった、新(あたら)しい爆弾(ばくだん)になるんだね。」
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
十五町歩の林檎園に、撰屑(よりくず)の林檎の可惜(あたら)転(ころ)がるのを見た。種々の林檎を味わうた。夜はY君の友にして村の重立たる人々にも会うた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
それらの天恵の中でも、この伊豆海岸の生活で自分に一番嬉しいことは、いつも鮮(あたら)しい魚が得られしかもその種類が極めて多いということであった。
雑魚図譜 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
「屎(くそ)なすは醉(ゑ)ひて吐き散らすとこそ我が汝兄(なせ)の命かくしつれ。また田の畔(あ)離ち溝埋(う)むは、地(ところ)を惜(あたら)しとこそ我が汝兄(なせ)の命かくしつれ」と詔り直したまへども、なほその惡(あら)ぶる態(わざ)止まずてうたてあり。
馬爪(ばづ)のさし櫛(ぐし)も世(よ)にある人(ひと)の本甲(ほんかう)ほどには嬉(うれ)しがりし物(もの)なれども、見(み)る人毎(ひとごと)に賞(ほ)めそやして、これほどの容貌(きりよう)を埋(うも)れ木(ぎ)とは可(あたら)惜しいもの、出(で)て居(い)る人(ひと)で有(あら)うなら恐(おそ)らく島原(しまばら)切(き)つての美人(びじん)
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
忽(たちま)ち郷里に帰るの事情起る等にて、彼が身心の過労一方(ひとかた)ならず、彼やこれやの間に、可借(あたら)壮健の身を屈托せしめて、なすこともなく日を送ることの心許(もと)なさ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)