“ばかり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:バカリ
語句割合
68.8%
17.7%
9.4%
4.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
セルの単衣ひとへしたに襦袢をかさねて、に大きな白い百合ゆりはなを三本ばかりげてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
僕はこの人の詩を読まないが散文詩ばかりを書いて近年巴里パリイの若い詩人の人気を一身に集めて居る大家たいかだ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
何の人お孃樣ではあるまいし御遠慮ばかりまをしてなる物かな、お前は思ひ切りが宜すぎるからいけない兎も角手紙をやつて御覽
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
漸く差しいだしたるに受取うけとったとばかりの返辞もよこさず、今日は明日はと待つ郵便の空頼そらだのめなる不実の仕方
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
然る処に板倉内膳正殿在京之節、吟味之上人数三拾四人に相極り、小鳥之殺生ばかり致旨にて、小鳥札被出置候。
エタ源流考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
つねなんともおもはぬ島田しまだがめ今日けふばかりはづかしいとゆふぐれのかゞみまへなみだくむもあるべし
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
実験機械というのは、ゼンマイばかり一つだけであって、それを馬と橇とを連絡する鎖の途中に入れて置くと、馬の牽引力がゼンマイの伸びで読めるのである。
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
彼はただなぐさみのために手紙ばかりを何度も手で押えつけていた。
火夫 (新字新仮名) / フランツ・カフカ(著)