“ばかり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:バカリ
語句割合
61.6%
21.0%
12.3%
2.9%
1.4%
此三十日計0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがてニコ/\笑って居る恵比須顔えびすがおの六十ばかりの爺さんが来た。石山氏は彼を爺さんに紹介して、組頭の浜田さんであると彼に告げた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
穏当おとなしくなって姪子めいっこを売るのではない養女だかめかけだか知らぬが百両で縁をきっれろという人にばかりの事、それをおたつ間夫まぶでもあるか
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
この本質的なものと、時代の慷慨的なものとが微妙に結びついて、その年の三月には、「いでやあれしは敷島のうたばかりか」
婦人と文学 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
安物の青羅紗ラシャ張りの書きもの机にオンスばかりと電気按摩あんま器が載せてある席があったり、渋塗の畳紙の口が開きかけて小切れが散らばりかけた席があったり、まだ
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
余与よと京水と同行どうかう十人小千谷をはなれて西の方●新保しんほ村●薮川新田やぶかはしんでんなどいふ村々を一宮いちのみやといふ村にいたる、山間やまあひ篆畦あぜみち曲節まがり/\こゝいた行程みちのり一里半ばかりなり。
其故ハ此三十日計ばかりト、幕吏ら龍馬の京ニ入りしと謬伝びゆうでんして、邸江土佐藩邸へもたずね来りし。されバ二本松薩邸薩摩藩邸ニ早〻入候よふとの事なり。