“秤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はかり80.0%
はか14.7%
ばかり4.2%
びん1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は病気発見当時、毎日病院へ通うと同時に、食料を一々はかりにかけていたものだが、その当時は日に幾度となく自身で検尿もやった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そうして体量をはかって行くとだんだんに減ずるのである。そこで次には食物の分量をずっとふやしてみる。そうすると体重はふえだす。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
実験機械というのは、ゼンマイばかり一つだけであって、それを馬と橇とを連絡する鎖の途中に入れて置くと、馬の牽引力がゼンマイの伸びで読めるのである。
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
脚絆に草鞋穿きといふ古風ないでたちで、筆や墨の入ったつづらを天びん棒で担いでやって来た。商売が上品な商売丈あってどこそこ品位の有る老人だった。
(新字旧仮名) / 金田千鶴(著)