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新
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あたら
ふりがな文庫
“
新
(
あたら
)” の例文
いつものように、お
母
(
かあ
)
さんは、
洋服屋
(
ようふくや
)
へこられて、こんどは、
政
(
せい
)
一が、
新学期
(
しんがっき
)
から
着
(
き
)
るための
新
(
あたら
)
しい
服
(
ふく
)
を、お
頼
(
たの
)
みなさったのでした。
窓の内と外
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ごんごろ
鐘
(
がね
)
もあの
爆弾
(
ばくだん
)
になるんだねえ。あの
古
(
ふる
)
ぼけた
鐘
(
かね
)
が、むくりむくりとした、ぴかぴかひかった、
新
(
あたら
)
しい
爆弾
(
ばくだん
)
になるんだね。」
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
おつかは
幾
(
いく
)
らも
引
(
ひ
)
つ
掛
(
かけ
)
ねえつちやつたから、まあだまるつきり
新
(
あたら
)
しいやうだ
見
(
み
)
ろ、どうした
手
(
て
)
ランプまつとこつちへ
出
(
だ
)
して
見
(
み
)
せえまあ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
と
眞紅
(
しんく
)
へ、ほんのりと
霞
(
かすみ
)
をかけて、
新
(
あたら
)
しい
火
(
ひ
)
の
𤏋
(
ぱつ
)
と
移
(
うつ
)
る、
棟瓦
(
むねがはら
)
が
夕舂日
(
ゆふづくひ
)
を
噛
(
か
)
んだ
状
(
さま
)
なる
瓦斯暖爐
(
がすだんろ
)
の
前
(
まへ
)
へ、
長椅子
(
ながいす
)
を
斜
(
なゝめ
)
に、ト
裳
(
もすそ
)
を
床
(
ゆか
)
。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その頃
雜誌
(
ざつし
)
「
青鞜
(
せいたう
)
」は
生
(
うま
)
れ、
新
(
あたら
)
しい女といふことが
大分
(
だいぶ
)
やかましくなつてまゐりました。けれど私達は初めからそれを
白眼
(
はくがん
)
でみました。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
▼ もっと見る
日本
(
にほん
)
は
今
(
いま
)
藝術上
(
げいじゆつじやう
)
の
革命期
(
かくめいき
)
に
際
(
さい
)
して、
思想界
(
しさうかい
)
が
非常
(
ひぜう
)
に
興奮
(
こうふん
)
して
居
(
ゐ
)
る。
古今東西
(
ここんとうざい
)
の
思想
(
しさう
)
を
綜合
(
そうがふ
)
して
何物
(
なにもの
)
か
新
(
あたら
)
しい
物
(
もの
)
を
作
(
つく
)
らうとして
居
(
ゐ
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
木曾
(
きそ
)
は
檜木
(
ひのき
)
の
名所
(
めいしよ
)
ですから、あの
木
(
き
)
を
薄
(
うす
)
い
板
(
いた
)
に
削
(
けづ
)
りまして、
笠
(
かさ
)
に
編
(
あ
)
んで
冠
(
かぶ
)
ります。その
笠
(
かさ
)
の
新
(
あたら
)
しいのは、
好
(
い
)
い
檜木
(
ひのき
)
の
香氣
(
にほひ
)
がします。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
ちょっと
考
(
かんが
)
へても、
時代
(
じだい
)
が
新
(
あたら
)
しくなるほど、
歌
(
うた
)
がわからなくなるといふような、
不自然
(
ふしぜん
)
な
事實
(
じじつ
)
を、あなた
方
(
がた
)
はまともに、うけ
入
(
い
)
れますか。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
日
(
ひ
)
は
毎日
(
まいにち
)
、
出
(
で
)
る、
人
(
ひと
)
は
毎日
(
まいにち
)
働
(
はたら
)
け。さうすれば
毎晩
(
まいばん
)
安
(
やす
)
らかに
眠
(
ねむ
)
られる、さうすれば、
其翌日
(
そのよくじつ
)
は
又
(
また
)
新
(
あたら
)
しい
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
を
拜
(
をが
)
むことが
出來
(
でき
)
る。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
他愛のないことを言いあいながら、いつの間にか三鷹村も過ぎ、小金井の村ざかいの
新
(
あたら
)
し橋へかかったのが、ちょうど暮六ツ。
顎十郎捕物帳:15 日高川
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
今
(
いま
)
、この
新
(
あたら
)
しく
入
(
はい
)
って
来
(
き
)
た
仲間
(
なかま
)
を
歓迎
(
かんげい
)
するしるしに、
立派
(
りっぱ
)
な
白鳥達
(
はくちょうたち
)
がみんな
寄
(
よ
)
って、めいめいの
嘴
(
くちばし
)
でその
頸
(
くび
)
を
撫
(
な
)
でているではありませんか。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
一體
(
いつたい
)
家屋
(
かおく
)
が
新
(
あたら
)
しい
間
(
あひだ
)
は
柱
(
はしら
)
と
横木
(
よこぎ
)
との
間
(
あひだ
)
を
締
(
し
)
めつけてゐる
楔
(
くさび
)
が
能
(
よ
)
く
利
(
き
)
いてゐるけれども、それが
段々
(
だん/″\
)
古
(
ふる
)
くなつて
來
(
く
)
ると、
次第
(
しだい
)
に
緩
(
ゆる
)
みが
出
(
で
)
て
來
(
く
)
る。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
中二日
(
なかふつか
)
置
(
お
)
いて三千代が
来
(
く
)
る迄、代助の
頭
(
あたま
)
は何等の
新
(
あたら
)
しい
路
(
みち
)
を開拓し得なかつた。
彼
(
かれ
)
の
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
には職業の二字が大きな
楷書
(
かいしよ
)
で焼き
付
(
つ
)
けられてゐた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
さるが故に、私は
永代橋
(
えいたいばし
)
の鉄橋をば
却
(
かへつ
)
てかの
吾妻橋
(
あづまばし
)
や
両国橋
(
りやうごくばし
)
の如くに
醜
(
みに
)
くいとは思はない。新しい鉄の橋はよく
新
(
あたら
)
しい
河口
(
かこう
)
の風景に一致してゐる。
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
と、その裏口から、人が飛出して、私が居るとも氣がつかずに、
新
(
あたら
)
し
橋
(
ばし
)
の方へスタスタ行つてしまひました。恐ろしく背の高い男でございました。
銭形平次捕物控:305 美しき獲物
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一時
(
いちじ
)
は
病
(
やまひ
)
の
爲
(
た
)
めに
待命中
(
たいめいちう
)
と
聞
(
き
)
いた
其
(
その
)
大佐
(
たいさ
)
が、
今
(
いま
)
は
却
(
かへつ
)
て
健康
(
すこやか
)
に、
此
(
この
)
新
(
あたら
)
しき
軍艦
(
ぐんかん
)
「
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
」の
廻航中
(
くわいかうちう
)
とか——さては、と
私
(
わたくし
)
は
忽
(
たちま
)
ち
思
(
おも
)
ひ
當
(
あた
)
つたのでわる。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
お
互
(
たがひ
)
に
身體
(
しんたい
)
が
丈夫
(
じようぶ
)
でなければ
何事
(
なにごと
)
も
出來
(
でき
)
ませんから、
新
(
あたら
)
しい
空氣
(
くうき
)
の
呼吸
(
こきゆう
)
と、
十分
(
じゆうぶん
)
な
日光浴
(
につこうよく
)
と、
運動
(
うんどう
)
とによつて
食物
(
しよくもつ
)
をうまく
食
(
た
)
べることが
一番
(
いちばん
)
大切
(
たいせつ
)
です。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
足利時代
(
あしかゞじだい
)
の
寶篋印塔
(
ほうきよういんとう
)
の一
部等
(
ぶとう
)
で、
主墳
(
しゆふん
)
には
古過
(
ふるす
)
ぎたり、
新
(
あたら
)
し
過
(
す
)
ぎたり。
好
(
い
)
い
具合
(
ぐあひ
)
に
適合
(
てきがふ
)
せぬので、
又
(
また
)
もや
大失望
(
だいしつばう
)
。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
そして
太子
(
たいし
)
とお
妃
(
きさき
)
とはその日お
湯
(
ゆ
)
を
召
(
め
)
し、
新
(
あたら
)
しい
白衣
(
びゃくえ
)
にお
着替
(
きか
)
えになって、お
二人
(
ふたり
)
で
夢殿
(
ゆめどの
)
にお
入
(
はい
)
りになりました。
夢殿
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
町
(
まち
)
では
實
(
じつ
)
にもう
退屈
(
たいくつ
)
です。
誰
(
だれ
)
を
相手
(
あひて
)
に
話
(
はなし
)
するものもなし。
話
(
はなし
)
を
聞
(
き
)
く
者
(
もの
)
もなし。
新
(
あたら
)
しい
人間
(
にんげん
)
はなし。
然
(
しか
)
し
此頃
(
このころ
)
ハヾトフと
云
(
い
)
ふ
若
(
わか
)
い
醫者
(
いしや
)
が
町
(
まち
)
には
來
(
き
)
たですが。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
おかみさんはあんな
青々
(
あおあお
)
した、
新
(
あたら
)
しい
菜
(
な
)
を
食
(
た
)
べたら、どんなに
旨
(
うま
)
いだろうと
思
(
おも
)
うと、もうそれが
食
(
た
)
べたくって、
食
(
た
)
べたくって、たまらない
程
(
ほど
)
になりました。
ラプンツェル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
けれど、このシャツのままで
打
(
う
)
っちゃって
置
(
お
)
かれないのは、もう目に見えていた。
仕方
(
しかた
)
なしに
箪笥
(
たんす
)
をあけて、まだ
袖
(
そで
)
を
通
(
とお
)
さない
新
(
あたら
)
しいシャツをとり出した。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
長
(
なが
)
い
石器時代
(
せつきじだい
)
の
夢
(
ゆめ
)
からさめて、
金屬
(
きんぞく
)
を
使用
(
しよう
)
する
新
(
あたら
)
しい
開
(
ひら
)
けた
時代
(
じだい
)
へ、だん/\
進
(
すゝ
)
んで
行
(
い
)
つたものと
思
(
おも
)
はれます。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
自體
(
じたい
)
周三が、此の
繪
(
ゑ
)
を
描
(
か
)
き始めた時の
意氣込
(
いきごみ
)
と謂ツたら、それはすばらしい
勢
(
いきほひ
)
で、何でもすツかり
在來
(
ざいらい
)
の藝術を
放擲
(
うつちや
)
ツて、
新
(
あたら
)
しい藝術に入るのだと
誇稱
(
こしよう
)
して
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
其身
(
そのみ
)
が世の
名利
(
みやうり
)
に
拘
(
かゝ
)
はらねばなり、
此日
(
このひ
)
見
(
み
)
るもの
皆
(
みな
)
嬉
(
うれ
)
しく、人の
為
(
す
)
る
業
(
わざ
)
を
有難
(
ありがた
)
く
思
(
おも
)
ひしは、朝の心の
快濶
(
くわいくわつ
)
なりしうつりか、
其
(
その
)
飛々
(
とび/\
)
の
独
(
ひとり
)
笑
(
ゑ
)
み
隅田
(
すみだ
)
の
春光
(
しゆんくわう
)
今日
(
けふ
)
新
(
あたら
)
し。
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
そんなことばが、
三
(
み
)
つ
星
(
ぼし
)
のあいだにきらきらして、山で見た、しものおどろきや、
日本海
(
にほんかい
)
のまるい石よりも、なお
新
(
あたら
)
しいおどろきの心を、かきたてたのだった。
ラクダイ横町
(新字新仮名)
/
岡本良雄
(著)
一平 だから今じゃむしろ一般の女性の外形上の言語や服装等の上には
皮相
(
ひそう
)
な
新
(
あたら
)
し
味
(
み
)
は非常にあるけど
新時代女性問答
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
女
(
をんな
)
と、ばくちと、
阿片
(
あへん
)
と、
支那人
(
しなじん
)
の一
生
(
しやう
)
はその三つの
享樂
(
きやうらく
)
の
達成
(
たつせい
)
に
捧
(
さゝ
)
げられる——などと
言
(
い
)
ふと、
近頃
(
ちかごろ
)
の
若
(
わか
)
い
新
(
あたら
)
しい
中華民國
(
ちうくわみんこく
)
の
人達
(
ひとたち
)
から
叱
(
しか
)
られるかも
知
(
し
)
れないが
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
私にまた先程の
輕
(
かろ
)
やかな昂奮が歸つて來た。私は手當り次第に積みあげ、また慌しく
潰
(
くづ
)
し、また慌しく築きあげた。
新
(
あたら
)
しく引き拔いてつけ
加
(
くは
)
へたり、取り去つたりした。
檸檬
(旧字旧仮名)
/
梶井基次郎
(著)
モン長
此
(
この
)
舊
(
ふる
)
い
爭端
(
さうたん
)
をば
何者
(
なにもの
)
が
新
(
あたら
)
しう
發
(
ひら
)
きをったか?
甥
(
をひ
)
よ、おぬしは
最初
(
はじめ
)
から
傍
(
そば
)
にゐたか?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
拔
(
ぬか
)
しながら見れば見るほど
美
(
うつ
)
くしきお光はいとゞ
面
(
おも
)
はゆげの
形
(
かたち
)
に
此方
(
こなた
)
も
心中
(
こゝろ
)
時
(
とき
)
めき
言
(
いは
)
んとしては
口籠
(
くちごも
)
る究りの
惡
(
わる
)
きを
隱
(
かく
)
さんと思へば立て
箱
(
はこ
)
の
中
(
うち
)
より
新
(
あたら
)
しき
本
(
ほん
)
種々
(
いろ/\
)
取り出し之を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「わたしこまってしまうわ、おっかさんにもらった
新
(
あたら
)
しい
外套
(
がいとう
)
が
見
(
み
)
えないんですもの。」
いちょうの実
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
何
(
なに
)
かおこつたら
起
(
おこ
)
つたときのことだし、S、H
氏
(
し
)
がまたそんな
隙
(
すき
)
をもつてゐるとも
思
(
おも
)
へなかつた。I
子
(
こ
)
にしたところで、この
際
(
さい
)
新
(
あたら
)
しい
事件
(
じけん
)
を
持
(
も
)
ちあげることは、慵いことだと
思
(
おも
)
はれた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
御成門から、植村出羽の邸に沿って曲り、土橋へ出ないで、
新
(
あたら
)
し
橋
(
ばし
)
の方へ進んだ。
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
第八
衣服
(
いふく
)
の
精粗美惡
(
よしあし
)
は
人
(
ひと
)
の
分限
(
ぶんげん
)
に
依
(
よ
)
ると
雖
(
いへど
)
も、
肌着
(
はだぎ
)
は
木綿
(
もめん
)
フラン子ルを
良
(
よし
)
とす。
蒲團
(
ふとん
)
の
中心
(
なかわた
)
は
新
(
あたら
)
しく
乾
(
かは
)
きたるものを
貴
(
たつと
)
む
故
(
ゆゑ
)
に、
綿花
(
わた
)
に
限
(
かぎ
)
らず
蒲
(
かま
)
の
穗苗藁
(
ほわら
)
其外
(
そのほか
)
柔
(
やわらか
)
く
乾
(
かは
)
きたるものを
擇
(
えら
)
ぶべし。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
気
(
き
)
がついたとなると、あとからあとからと
新
(
あたら
)
しい
着眼点
(
ちゃくがんてん
)
がひらけてくる。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
ふふふ。もうひと
摘
(
つか
)
み、
新
(
あたら
)
しいこいつをいれ、
肚
(
はら
)
一
杯
(
ぱい
)
にかぐとしようか
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
その
空
(
そら
)
に
桐
(
きり
)
はちる……
新
(
あたら
)
しきしぶき、かなしみ……
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
また
新
(
あたら
)
しき『
日
(
ひ
)
』は
芽
(
め
)
ぐみ
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
新
(
あたら
)
しい葉が出来ると
ゆづり葉
(新字旧仮名)
/
河井酔茗
(著)
新
(
あたら
)
しき
刃
(
は
)
の
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
「
新
(
あたら
)
しいにも、なんにも、もうすこし
前
(
まえ
)
まで、かごの
中
(
なか
)
で、ぴんぴんはねていたのです。」と、
女
(
おんな
)
は、
主人
(
しゅじん
)
の
顔
(
かお
)
を
見上
(
みあ
)
げて
答
(
こた
)
えました。
女の魚売り
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
其
(
そ
)
の
秋
(
あき
)
の
盆
(
ぼん
)
には
赤痢
(
せきり
)
の
騷
(
さわ
)
ぎも
沈
(
しづ
)
んで
新
(
あたら
)
しい
佛
(
ほとけ
)
の
數
(
かず
)
が
殖
(
ふ
)
えて
居
(
ゐ
)
た。
墓地
(
ぼち
)
には
掘
(
ほ
)
り
上
(
あ
)
げた
赤
(
あか
)
い
土
(
つち
)
の
小
(
ちひ
)
さな
塚
(
つか
)
が
幾
(
いく
)
つも
疎末
(
そまつ
)
な
棺臺
(
くわんだい
)
を
載
(
の
)
せて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
これが
昔
(
むかし
)
の
本陣
(
ほんぢん
)
だと
叔父
(
をぢ
)
が
言
(
い
)
つただゞつ
廣
(
ぴろ
)
い
中土間
(
なかどま
)
を
奧
(
おく
)
へ
拔
(
ぬ
)
けた
小座敷
(
こざしき
)
で、お
平
(
ひら
)
についた
長芋
(
ながいも
)
の
厚切
(
あつぎり
)
も、
大鮪
(
おほまぐろ
)
の
刺身
(
さしみ
)
の
新
(
あたら
)
しさも
覺
(
おぼ
)
えて
居
(
ゐ
)
る。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
『
本
(
ほん
)
なら
僕
(
ぼく
)
に
考
(
かんが
)
へがある。
今度
(
こんど
)
會社
(
くわいしや
)
で
世界航海圖
(
せかいかうかいづ
)
の
新
(
あたら
)
しいのが
出來
(
でき
)
たから、あれを
貰
(
もら
)
つて
送
(
おく
)
らう
如何
(
どう
)
だね、』と
郵船會社員
(
いうせんぐわいしやゐん
)
が
一案
(
いちあん
)
を
出
(
だ
)
した。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
これは
結婚
(
けつこん
)
に
先立
(
さきだ
)
つて、
新
(
あたら
)
しい
家
(
いへ
)
を
建
(
た
)
てる、その
新築
(
しんちく
)
の
室
(
むろ
)
の
讃
(
ほ
)
め
言葉
(
ことば
)
で、
同時
(
どうじ
)
に、
新婚者
(
しんこんしや
)
の
幸福
(
こうふく
)
を
祈
(
いの
)
る
意味
(
いみ
)
の
言葉
(
ことば
)
なのです。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
父
(
とう
)
さんはその
新
(
あたら
)
しい
草履
(
ざうり
)
をはいた
足
(
あし
)
で、お
家
(
うち
)
の
臺所
(
だいどころ
)
の
外
(
そと
)
に
遊
(
あそ
)
んで
居
(
ゐ
)
る
鷄
(
にはとり
)
を
見
(
み
)
に
行
(
ゆ
)
きました。
大
(
おほ
)
きな
玉子
(
たまご
)
をよく
父
(
とう
)
さんに
御馳走
(
ごちさう
)
して
呉
(
く
)
れた
鷄
(
にはとり
)
は
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
否
(
いな
)
、一
代
(
だい
)
のうちでも、
家
(
いへ
)
に
死者
(
ししや
)
が
出來
(
でき
)
れば、その
家
(
いへ
)
は
汚
(
けが
)
れたものと
考
(
かんが
)
へ、
屍
(
しかばね
)
を
放棄
(
はうき
)
して、
別
(
べつ
)
に
新
(
あたら
)
しい
家
(
いへ
)
を
作
(
つく
)
つたのである。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
「うん、そうだ。
何
(
なん
)
でもそうだよ。
古
(
ふる
)
いものはむくりむくりと
新
(
あたら
)
しいものに
生
(
う
)
まれかわって、はじめて
活動
(
かつどう
)
するのだ。」
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
どうだ、
最早
(
もはや
)
皈途
(
きと
)
に
向
(
むか
)
ふのだが、
之
(
これ
)
から
少
(
すこ
)
し
道
(
みち
)
を
變
(
へん
)
じて
進
(
すゝ
)
んでは、
舊
(
ふる
)
き
道
(
みち
)
を
皈
(
かへ
)
るより、
新
(
あたら
)
しい
方面
(
ほうめん
)
から
皈
(
かへ
)
つたら、またいろ/\
珍奇
(
めづらし
)
い
事
(
こと
)
も
多
(
おほ
)
からう。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“新”の意味
《固有名詞》
紀元8年に王莽が前漢を廃して建てた国。
(出典:Wiktionary)
“新”の解説
中国の王朝
新(しん、8年 - 23年)は、中国の王朝。前漢の外戚であった王莽が前漢最後の皇太子の孺子嬰より禅譲を受けて立てた。国号の「新」は、成帝の時期に王莽が新都侯に封じられたことに由来する。莽新とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
新
常用漢字
小2
部首:⽄
13画
“新”を含む語句
新墓
新橋
新鮮
御維新
新婦
御新造様
新川
新城
御新造
新聞
新宿
新田
新月
真新
新治
新入
新野
新来
新人
新造
...