“棟瓦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むねがわら46.2%
むながわら23.1%
むねがはら23.1%
むながはら7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真紅しんくへ、ほんのりとかすみをかけて、新しい火のぱっと移る、棟瓦むねがわら夕舂日ゆうづくひんださまなる瓦斯暖炉がすだんろの前へ、長椅子ながいすななめに、トもすそゆか
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
時々人魂があらわれる。不思議や鬼火は、大きさも雀の形に紫陽花あじさいの色を染めて、ほとほとと軒を伝う雨のしずくの音を立てつつ、棟瓦むながわらを伝うと云うので。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
眞紅しんくへ、ほんのりとかすみをかけて、あたらしい𤏋ぱつうつる、棟瓦むねがはら夕舂日ゆふづくひんださまなる瓦斯暖爐がすだんろまへへ、長椅子ながいすなゝめに、トもすそゆか
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
棟瓦むながはら千石船のしゆあを正目まさめ仰ぎて深き雑草あらくさ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)