“正目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まさめ83.3%
しょうめ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正目まさめに見るのはこれがはじめてだが、話に聞いていた悪性女の感じはどこにもない。少女といってもいいような初々ういういしい稚顔おさながおをしている。手足の形も未熟である。
鈴木主水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
此時主人は改めて大きくにッたりと笑って、其眼は客を正目まさめに見ながら
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
とにかくその時分、公立の、正目しょうめのただしい学校といえば馬道まで行かなければならなかったのです。——しかし馬道というと、雷門のさきで、道程にしてざっと十丁ほどあります。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)