“まさめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
柾目41.4%
正眼37.9%
正目17.2%
正視3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゞ自分じぶんいますわつてゐるたゝみいろや、天井てんじやう柾目まさめや、とこ置物おきものや、ふすま模樣もやうなどのなかに、この屏風びやうぶててて、それに、召使めしつかひ二人ふたりがゝりで
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「ご隠居さん、絵では見ましたが、正眼まさめに生きて泳ぐところを江戸のまンなかで見られようとは思っていませんでしたよ。年寄は年寄づれ、ひとつ出かけて見ますかな」
此時主人は改めて大きくにッたりと笑って、其眼は客を正目まさめに見ながら
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
正視まさめに、そのものの姿は見ませぬが、あれを手前の家へ投げこんだものの心あたりはございます。
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)