“まさみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
正己57.1%
政巳14.3%
正眼14.3%
正躬14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女はすでに五人の子の母であった。もっとも、五人のうち、男の子の方は長男の宗太に、妻籠の里方へ養子にやった次男の正己まさみ
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
が、それは伊丹幸いたこう政巳まさみと云って、お珊がわかい時から可愛がった妹分。その女は、と探ってみると、現に丸官に呼ばれて、浪屋の表座敷に居ると云うから、その身代りが交ったというのでもないのに。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おそれ正眼まさみに見つゝ語りなむ。
歌よ、ねがふは (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
其頃桓武天皇様の御子万多まんた親王の御子の正躬まさみ王の御後には、住世すみよ基世もとよ、助世、尚世ひさよ、などいふ方〻があり、又正躬王御弟には保世やすよ継世つぐよ、家世など皆世の字のついた方が沢山たくさんあり
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)