“正己”の読み方と例文
読み方割合
まさみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くめ、宗太、それから今度生まれた子には正己まさみという名がついて、吉左衛門夫婦ももはや三人の孫のおじいさん、おばあさんである。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
彼女はすでに五人の子の母であった。もっとも、五人のうち、男の子の方は長男の宗太に、妻籠の里方へ養子にやった次男の正己まさみ
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
妻籠本陣の寿平次じゅへいじをはじめ、その妻のお里、めっきり年とったおばあさん、半蔵のところから養子にもらわれて来ている幼い正己まさみ——皆、無事。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)