“正視”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいし75.0%
まさめ12.5%
静視12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
群集ぐんしゅうはただ、こう口からもらしただけであった。正視せいしするにしのびないで、なかには、矢来やらいにつかまったままあおざめた者すらある。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
正視まさめに、そのものの姿は見ませぬが、あれを手前の家へ投げこんだものの心あたりはございます。
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ジーッと正視静視して居ると野馬も突っ立ってながめて居るです。そうすると羊も止まって正視静視して居る。こりゃなるほど私が悪かった。むやみに追っかけたから逃げたのだ。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)