“支那人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しなじん41.7%
チャンチャン13.9%
シナじん13.9%
チンク5.6%
チャン2.8%
ちやん2.8%
ちゃん2.8%
なんきん2.8%
シノア2.8%
シノワア2.8%
チャニス2.8%
チンキー2.8%
ヒニーゼ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
牛込のその下宿は、棟が幾個(いくつ)にも分れて、綺麗な庭などがあったが、下宿人は二人ばかりの紳士と、支那人(しなじん)が一人いるぎりであった。
黴 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
イクラ「わんかぷ、てんせんす」だって時と場合によりけりです。支那人(チャンチャン)と違って日本人には虫の居どころって奴がありますからね。
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
下等船客(かとうせんきやく)の一(いち)支那人(シナじん)はまだ伊太利(イタリー)の領海(りやうかい)を離(はなれ)ぬ、頃(ころ)より苦(くる)しき病(やまひ)に犯(おか)されて遂(つひ)にカンデイア島(じま)とセリゴ島(じま)との間(あひだ)で死亡(しぼう)した爲(ため)に
夜の短船(ボウテ)の女達と山の手(バイロ・アルト)の灯と、もう支那人(チンク)でなくてもいい僕と、古猫のようなりすぼんと
支那(チャン)の探偵(いぬ)になるやうな奴は大和魂(やまとだましい)を知らねえ奴だ、大和魂を知らねえ奴あ日本人のなかまじやあねえぞ、日本人のなかまでなけりや支那人(チャン)も同一(おんなじ)だ。
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
どんな事を演(や)る積ですか、行(い)つて御覧なすつたら何(ど)うです。支那人(ちやん)てえ奴(やつ)は、臆面がないから、何(なん)でも遣(や)る気だから呑気なもんだ。……
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
どうです、些(ち)と御散歩になりませんか。今夜は寅毘沙(とらびしゃ)ですぜ。演芸館で支那人(ちゃん)の留学生が芝居を演(や)ってます。どんな事を演る積りですか、行って御覧なすったらどうです。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「おそろしやおそろしや、この子を支那人(なんきん)が浚(さら)おうとして——」
「おや、とんだ良(い)い時計(オアニヨン)だ」と、ニヤリと笑ってから、「お前さん達は、安南人(アナミ)かね、支那人(シノア)かね」
支那人(シノワア)と云はれるよりか余程(よほど)気持がいい。ポルトガルも今こそ衰へたれ、欧洲人の一部である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
『支那人(チャニス)。』とアレキサンダー君が咄嗟に答えた。が、『満員!——』そして忽ち、窓は閉まった。
さきへ進むまえ、忘れるといけないからちょっとここで断っておきたいのは、リンピイと彼の周囲に、僕が支那人(チンキー)ロン・ウウとして知られていたことだ。
ちゃんとした服装をした紳士(しんし)であったが、私の方を指さして、子供に「あれは日本人(ヤパーナー)だ。支那人(ヒニーゼ)とはちがう」と説明していた。
日本のこころ (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)