“チャン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ちゃん
語句割合
瀝青52.2%
支那13.0%
8.7%
爹児8.7%
支那人4.3%
4.3%
松脂4.3%
瀝土4.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは瀝青チャンらしい黒枠の中に横文字を並べた木札だった。
蜃気楼 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
強い潮の香に混って、瀝青チャンや油の匂いが濃くそのあたりを立てめていた。
冬の蠅 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
一里四方の城壁で、漆喰しっくい煉瓦れんが瀝青チャンとをもって、堅固に造られているのである。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
へん蓄生、支那チャン捕虜とりこになるようじゃあとても日本で色の出来ねえ奴だ。唐人の阿魔なんぞにれられやあがって、このあいの子め、手前てめえなんだとか、だとかいうけれどな、南京なんきんに惚れられたもんだから、それで支那の介抱をしたり、贔負ひいきをしたりして、内幕を知っててもいわねえんじゃあねえか。
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
せっかく火星人のごきげんを取結んだと思ってほっと一安心したのもつか、急にはげしい怒りにもえあがった火星人。気味のわるいたくさんの顔が、山木、チャン、ネッドの三人に迫ってきた。
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
するとお前その支那人チャンを介抱して送り届けて帰りしなに、支那人の兵隊が押込むだらう。面くらいやアがつてつかまる処をな、金満のやっこさん恩儀を思つて、無性むしょう難有ありがたがつてる処だから、きわどい処を押隠して、やうやう人目を忍ばしたが、大勢押込むでゐるもんだから、かくしきれねえでとうどう奥の奥の奥ウの処の、むすめの部屋へ秘したのよ。
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「なかなか見事見事」それを片手に持って眺め廻したが、こんどは、チャン君の屍骸しがいに居ざりより同じように、胸をはだけ、左胸部にメスを突立てた。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
それはツイ一時間ばかり前に、二重の麻袋ドンゴロスに入れて、松脂チャンやタールでコチンコチンに塗り固めて、大きな銑鉄せんてつおもりを付けて、確かに海の底へ沈めた筈の二人の水夫に違いなかった。
幽霊と推進機 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
西方の瀝土チャンの沼沢———こゝにきみらが囚われ