“銑鉄”の読み方と例文
読み方割合
せんてつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
銑鉄せんてつとワタとをうんとつんでいた。もちろんマストの上には、三色旗がへんぽんとひるがえっていた。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それはツイ一時間ばかり前に、二重の麻袋ドンゴロスに入れて、松脂チャンやタールでコチンコチンに塗り固めて、大きな銑鉄せんてつおもりを付けて、確かに海の底へ沈めた筈の二人の水夫に違いなかった。
幽霊と推進機 (新字新仮名) / 夢野久作(著)