“せんてつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
先哲50.0%
銑鉄25.0%
仙哲12.5%
賤姪12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばつする時は以てたるべし一夫いきどほりをふくめば三年雨降ずと云先哲せんてつの語あり百姓は國の寶人の命は千萬金にも換難かへがたし然るを正直しやうぢき篤實とくじつなる九助を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それはツイ一時間ばかり前に、二重の麻袋ドンゴロスに入れて、松脂チャンやタールでコチンコチンに塗り固めて、大きな銑鉄せんてつおもりを付けて、確かに海の底へ沈めた筈の二人の水夫に違いなかった。
幽霊と推進機 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
聖賢の教えも仙哲せんてつの修業も、つまりはこうした無上法悦むじょうほうえつの瞬間を持続させることにその目的があるのですよ。考えてもごらんなさい。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
わしのとならねばならぬ因縁いんねんをもっているか、をつくづくと考えてみることは、いかにも仙哲せんてつにふさわしき振舞いじゃが、鯉を捕える前に、そんなことをくどくどと考えておった日には
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
賤姪せんてつへよろしき御品御恵投、大に難有御厚礼申上候。喜気満面御遠察可被下候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)