“篤實”の読み方と例文
新字:篤実
読み方割合
とくじつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばつする時は以てたるべし一夫いきどほりをふくめば三年雨降ずと云先哲せんてつの語あり百姓は國の寶人の命は千萬金にも換難かへがたし然るを正直しやうぢき篤實とくじつなる九助を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
〔譯〕心のかんは則ち思ふ。思の字只是れ工夫くふうの字なり。思へば則ち愈精明せいめいなり、愈篤實とくじつなり。其の篤實より之を行と謂ひ、其の精明より之を知と謂ふ。知と行とは一の思の字にす。
出して富右衞門に見せければ元來篤實とくじつの富右衞門なれば以ての外に驚き是は等閑なほざりに致し難しと言つゝ此事を主人平兵衞にはなしけるに平兵衞は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)