“篤志”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とくし93.3%
こころざし6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鐵心道人の第一番の大檀那だんなで、庵室を建ててやつたのも、諸經費の不足を出してやるのも、皆んなこの男の篤志とくしだといふことです。
それでいて我々がまずどうにかせねばならぬのは、少数篤志とくしの家の愉快よりも、他の大変な多数の者の幸福ということである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
おいの、いんにゃいの、建てさっしゃるはその奥様に違いないが、発願ほつがんした篤志こころざしの方はまた別にあるといの。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)