“篤行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とっこう75.0%
あつゆき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爾来じらい林藤次なるものあり、博学篤行とっこう、我邦の古典に通じ、敬神家の矜式きょうしょくとなり、また勤王の木鐸ぼくたくとなる。宮部、永鳥、轟の徒、みな彼が風を聴いて起るもの。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
きそうて孝義伝という種類の書物を公刊して、表彰せられたる節婦孝子の篤行とっこうを伝えようとしているが、これを読んでみてもただちに感じられるのは、後家暮ごけぐらしの立てにくかったこと
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
是忠親王の曾孫そうそんであり、父の篤行あつゆきから平姓を賜わり、和漢の才もあった人ではあるが、従五位上駿河守するがのかみになっただけで終った余り世栄を享けなかった人であるから、年齢其他の関係から
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)