“篤学”の読み方と例文
旧字:篤學
読み方割合
とくがく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ボーモンは、三十八歳のサンバードより十は確実に年上の、独身で篤学とくがくの研究熱心な学者だったが、ひどく人づきあいの悪い男である。
蒐集 (新字新仮名) / 山川方夫(著)
「君は、彦田博士を知らないのか。博士は、篤学とくがくなる化学者だ。そして極東薬品工業株式会社の社長だ。今、呼ぼう」
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
まことに及び難き篤学とくがくでもあったのである、間違ってはいけないがそれは単なる知識の量ではなく、これを処理した、岡本先生の詩人的要素でもある。
銭形平次打明け話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)