“支那兵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
チャンチャン60.0%
しなへい40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お前そんなことも思わねえで、べんべんと支那兵チャンチャンの介抱をして、お礼をもらって、恥かしくもなく、のんこのしゃあで、唯今ただいま帰ってはどういう了見だ。
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ロスケかアメリカか支那兵チャンチャンか騒動か
飢えたる百姓達 (新字新仮名) / 今野大力(著)
おれは、しゃくにさわったから、熱湯ねっとうをわかして、かけてやったが、支那兵しなへいおなじくそのかず無限むげんなのだ。
戦友 (新字新仮名) / 小川未明(著)
けれども或る期待のために子供は胸をおどらせている。うっとりするような瞬間が過ぎる。やっとレンズが合い、絵がはっきり見えだす。そこには雪のなかに一人の死んだ支那兵しなへいが倒れている。
恢復期 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)