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『飢えたる百姓達』
ふりがな文庫
『
飢えたる百姓達
(
うえたるひゃくしょうたち
)
』
稲の穂先へ米が幾粒実ったとても それが生活への打撃の少ないものはいい 一粒の種から一粒の穂先が首を天上へ—— 野は早くも荒涼 寒冷に夜はあける 稲ハセは痩せて鳥の飢えたる鳴き声に 不吉な暗示を、 百姓達は ああどうしようもない組合もない い …
著者
今野大力
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「文芸戦線」1930(昭和5)年1月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
沢山
(
たん
)
喰
(
くろ
)
兄
(
あ
)
灯
(
ともし
)
馘
(
くく
)
馬糞
(
まんぐそ
)
利
(
と
)
呉
(
け
)
者
(
もん
)
概
(
がい
)
争
(
あらそい
)
呪咀
(
のろい
)
凍結
(
こおっ
)
佇
(
た
)
悪酔
(
わるよい
)
来春
(
らいはる
)
弾丸
(
たま
)
穿
(
は
)
籾
(
もみ
)
羽蚤
(
はむし
)
老耄
(
おいぼれ
)
凍塊
(
かたまり
)
草立
(
くさだち
)
藁沓
(
わらぐつ
)
躯
(
からだ
)
凍傷
(
しもやけ
)