“呪咀”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
じゅそ51.0%
のろ13.7%
のろい13.7%
じゆそ5.9%
のろひ5.9%
まじない5.9%
カシリ2.0%
トコヒ2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“呪咀”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > 戯曲50.0%
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究13.6%
文学 > 英米文学 > 小説 物語3.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「とにかく権四郎が悪い。あれは恋敵の高松半之丞に違いない。半之丞の呪咀じゅそが、彼を文字どおりの悪鬼にかえたのだ」
くろがね天狗 (新字新仮名) / 海野十三(著)
彼が壁につき当ってよろめいているあいだに、私は呪咀じゅその言葉とともにとびらをしめて、彼に剣を抜けと命じた。
あの名前の通りに可憐な、清浄無垢せいじょうむくな姿をした彼女は、貴下と小生の名を呪咀のろいながら自殺したのです。
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そうしてT子母子おやこを仲に挟んで、お互いにお互いを呪咀のろい合って来た結果、その時はもう二人とも救うべからざる学術の鬼となってしまっていた。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
呪咀のろいかみは、あれはまたべつで、ただしいものではないのでございます。
不思議な熱病の蔓延まんえんは恐ろしいほどに速かった。中津川の町の町人のほとんど全部がこれにかかり泣き声喚き声呪咀のろいの声が城中へまでも聞こえて来た。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
何故なら水溜りの中に寢てゐるのに氣がついた彼が、奇妙な呪咀じゆその言葉をぶつ/\呶鳴り散らしたので。
呪咀じゆそことばとなりてむべきものを。
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
二人ふたりがほかのたましひのありとあらゆるその呪咀のろひ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
小さなる骸色しかばねいろ呪咀のろひしてのがれふためく。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
新「イヽエ無尽の呪咀まじないしきみの葉を三枚盗むと当るので」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
さあそうすると、毎夜毎夜寝ると蒲団ふとんの上から押ししめるので、その苦しさは例えようがありませぬと言うので、いろいろ考えてみるも防ごうという方法がないので、やむなく御祈祷きとうや信心をいたしたり、お呪咀まじないをいたしてもらいましたが、さらにききめがありませぬ。
妖怪談 (新字新仮名) / 井上円了(著)
だから土を盗みに行くに先つて、神の訓へた言には、「宜しく天の香具山の社の中の土を取りて、アメ平瓫ヒラカ八十枚ヤソヒラを造り、并せて厳瓫イツベを造りて、天神・地祇を敬祭し、亦イツ呪咀カシリをせよ。此の如くせば則、虜自ら平伏せむ」とある亦の字の用法が
まじこりを呪咀トコヒの結果と見るのはわるい。
まじなひの一方面 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)