呪咀まじない)” の例文
呪咀まじない祈祷きとうやなんぞをしてもらいましたが、一向ききめがないので、日々苦痛は勝るのみでありました。
妖怪談 (新字新仮名) / 井上円了(著)
花魁の位牌とさかずきをしてくれたらば、若草が成仏するだろう、わしうらみも晴れるというのですが、是は田舎気質の婆さんだから屹度きっと晴れるかも知れませんよ、お呪咀まじないさえ利きますから
呪咀まじないをいたしてもらいましたが、さらにききめがありませぬ。
妖怪談 (新字新仮名) / 井上円了(著)
新「イヽエ無尽の呪咀まじないしきみの葉を三枚盗むと当るので」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)