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呪咀
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しゆそ
蹴殺し給ふべしと
呪咀しけるに七日目の
明方十歳ばかりの
童子に
神乘遷り給ひ
聲荒らげ我が
本覺眞如の都を出で
和光同塵の
跡を
改め見るに我が
居間の
縁の下より怪き
箱を
探し出し
蓋を
明けるに
己を
呪ふ
人形なれば大いに怒り夫より
呪咀の
始末を
遺恨に存じ
呪咀致せしに
相違なく
何卒御吟味願ひ奉つると申立ければ大岡殿吟味有しに四郎右衞門
呪咀致せしに相違なし
然れども末に百兩返濟の時其金見えず
既に
其節三郎兵衞を