“悪酔”のいろいろな読み方と例文
旧字:惡醉
読み方割合
わるよい66.7%
あくすい16.7%
わるよ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
学問と修心とで、その天性を、悪いと自覚して抑えているだけに、そうした時のお顔色は、酒に弱い者が悪酔わるよいした時のように青かった。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
金吾は浅ましさに一種の悪酔あくすいをおぼえながら、思わず耳をおおい、それらの物の消化されてゆく社会の健康におののきを感じていました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と子供時分の遊戯唄あそびうたをうたいながら順々に股をくぐり抜けた。そして、俯向うつむいたために、胃のから嘔吐もどしそうになる酒の悪酔わるよいをこらえながら
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)