“わるよい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悪酔80.0%
宿酔20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しいんと頭のはちをかねの輪でしめつけられるような悪酔わるよいがのぼって来る。こめかみの脈がずきずきと聞えるほど高くつ。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
賛五郎は、酔わない振りを努めていたが、笑い声の底に、悪酔わるよいしている淋しいひびきがあった。
死んだ千鳥 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「まだ、きのうの酔いが、宿酔わるよいとなって、よくお醒めになっていないらしい」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)